多くの釣り魚は、潮の流れの良い大潮の日によく釣れるといわれていますが、本当でしょうか。最近は釣果データを集めるサイトがあるので、そのデータと比較して検証してみました。
結論からいうと、たぶんちょっとだけ釣れやすいが、そこまで大きな差はないという結果になりました。
釣果データを載せる釣りSNSサイト(アプリ)に、アングラーズがあります。ここで、「みんなの釣果」>「魚種」>「シーバス」と進むと、シーバスが釣れる時期や時間帯などのデータ分析結果をみることができます。
さらに「シーバスの年間・月間分析をすべて見る」をクリックすると、シーバスが釣れた潮について、次のデータを見ることができます。
ここで疑問が生じます。
「大潮だからといってそれほど釣れてるわけではないのでは?」
ただ、大潮は中潮より日数が少ないため、そのことも考慮しなくてはなりません。
一年間の大潮など各潮の日数は、こちらのページで紹介したとおりです。
そこで、上記のグラフのデータを各潮の年間日数で割ってみたのが、次のグラフです。
このデータこそが、日数に左右されない、本当の潮別の釣果傾向を示しているはずです。
確かに大潮は一番よく釣れるという結果が出ていますが、最低の長潮と比べて2割ほど多いだけです。
シーバスは川でも釣れ、その場合は潮の大きさはそれほど影響しないかもしれませんが、大潮だからといって、いわれるほど釣果に大きな差は生じていないのでは、というのが正直な感想です。
大潮の日は釣りに行く人が多いことも考慮すべきかもしれません。大潮の日を選んで釣りに行く人数が2割多くいるのなら、その釣れ具合にまったく差はないという結論にもなりかねません。
シーバス釣りに関しては、潮は気にせず釣行したいと思いました。