Wi-Fiの電波が弱く、遠くの部屋で接続が不安定になる場合は、Wi-Fi中継機が便利です。Wi-Fi中継機を追加すると、簡単な設定で隅々まで電波を飛ばせるようになります。
Wi-Fi中継機は選択が重要です。メーカーによって相性が悪い場合もあるため、なるべく親機と同じメーカーがお勧めです。
私の場合、NEC の親機(PA-WG2600HS2)を使用していて、NEC の Wi-Fi中継機が欲しくなりました。
ここでは、NEC の Wi-Fi中継機を探してみて気づいたことや、お勧めのWi-Fi中継機について紹介したいと思います。
NEC の Wi-Fi中継機はお勧めしない
NEC の Aterm シリーズには、2つの中継専用機種があります(W1200EX/W1200EX-MS)。
この W1200EX と W1200EX-MS の違いは、W1200EX-MS には人感センサーの照明が付いていることだけです。
これらは公式の中継機なので安心であり、私も以前使っていたことがあるのですが、実はあまりお勧めではありません。
なぜなら、共に発売時期が2016年と古いことと、決して安くないからです。
コンセントに直接挿してコンパクトに設置できる点は魅力的ですが、それ以外にこれを選ぶメリットは見当たりません。
NEC無線ルータにお勧めのWi-Fi中継機
それではお勧めのWi-Fi中継機は何なのかというと、親機と同じ機種です。
ほとんどのルータ本体にはモードを切り替えるスイッチがあり、次のように CNV モードがある場合、中継機(CoNVerter、コンバーター)として使用することができます。
このように親機と同じ機種を中継機として使用する方法なら、互換性の問題が発生することはまずありません(同じメーカーのルータでも、年代があまりに離れていると簡単に設定できない場合があります)。
可能な中継機能を最大限利用することができるためか、私の環境では、中継専用機種を使用したときよりも接続状況は良好になりました。
とはいえ、高級ラインの無線LAN親機を使用している場合、同じ機種をもう1台購入することは過剰投資かもしれません。
次のページには、NEC Atermシリーズの中継機能の対応機種情報がリストされています。
・https://www.aterm.jp/product/atermstation/topics/warpstar/relay.html
これを見て、親機(および目的の機能)に対応している安い機種を購入すれば、CNVモードでWi-Fi中継機として利用することができます。
ただあまりに多くの機種名が並んでいて、どれが安い機種なのかを判別するのは困難です。
そこで私のお勧めは、次の機種です。
高度な機能を使ったり、何台も中継したりしないのであれば、中継専用機種よりは新しく、ずっと低価格です。
NEC Aterm WG1200CR PA-WG1200CR
※機種の対応情報・機能の制限などの詳細については上記のページでご確認ください。