ハイセンスの洗濯機は問題ない?実際に使ってみた率直な感想… | てられなメモ

ハイセンスの洗濯機は問題ない?実際に使ってみた率直な感想…

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6年ほど使用した日立のビートウォッシュが故障したので、ハイセンスの洗濯機(HW-DG10A)を購入しました。初めての中国メーカーの洗濯機ということで少し不安もありましたが、10kgサイズの縦型洗濯機を探すと、性能に対するコスパが優れていると思えたので、これに決めました。

本音をいえば洗濯機といえば定評ある日立や Panasonic が良かったのですが、それらは 11 万円以上するのに対し、ハイセンスの機種なら 7 万円ほどです。日本のメーカーで同価格帯だとインバーター非搭載であったりと性能が落ちてしまいますが、ハイセンスの洗濯機はインバーター搭載で、「洗剤自動投入」、「自動槽洗浄」、「風乾燥」などの機能も充実しています。レビューが少なく使用者の評判をあまり見ることができない点が不安でしたが、最近の中国メーカー品は良い品もあることから、納期が早かったこともあり、即購入してしまいました。

実際に使ってみて、良い点、悪い点などがわかってきたので、個人的な感想を紹介したいと思います。
主に、これまで使用してきた日立ビートウォッシュ(BW-V90A)との比較になります。

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ハイセンスの洗濯機の優れているところ

中国の洗濯機ということでいくつか心配な点がありましたが、次の点は問題なかったり、むしろ期待以上でした。

見た目はスタイリッシュ!

洗濯機を設置してみた様子はこんな感じです。

外見からは安っぽさなどは感じられず、なんなら素敵に見えるくらいです。
Hisense のロゴも目立たず、一見してどこのメーカー品かはほとんどの人はわからないでしょう。フタを開けていればロゴも見えず、なおさらです。

起動が早い!

今まで使用していたビートウォッシュの不満の一つは、電源オン/オフ時の反応が遅いことでした。設定を間違えたりエラーが発生したときに電源を切ってから入れると、1分くらい(体感)待たされることもしばしば。

しかしハイセンスの洗濯機にはこの問題がなく、スイッチを入れたらすぐに操作することができます。

最近の日本メーカーはどうかわかりませんが、これは好印象です。

ふつうに洗濯できる!

当然のことですが、これまでの洗濯機と同様、ふつうに洗濯できます。洗いやすすぎ回数、脱水時間などの細かい調整も可能ですし、自分流の設定を保存することもできます。

説明書がわかりにくかったらどうしようという不安もありましたが、完全に日本向けに作られており、日本の各種洗剤についてまで説明されています。

使いやすさ、静音性、サイズ感、脱水エラーの頻度、使いやすさや機能・メニューなども、以前と比べて大きな問題は特にありません

ハイセンスの洗濯機の残念だったところ

続いて、ハイセンスの洗濯機を使ってみて、細かいことですが、やや不便に感じたことを紹介します。

終了音がわかりにくい

以前のビートウォッシュでは洗濯終了時にメロディが鳴り、洗濯が終わったことがはっきりと認識できましたが、ハイセンスではピーピー鳴るだけです。この音はありふれていて聞き逃しやすく、「あれ?いつの間に洗濯終わったの?」と思うことがよくあります。

ビートウォッシュではメロディか音かを切り替えたり、終了予告音を設定することもできました。終了予告音の機能は使いませんでしたが、音の選択肢はもう少しあればよかったなと思います。

水量を後から変更できない

インバーター式の洗濯機では、モードを選択してスタートすると自動で水量が決定されます。この水量は節水重視に感じられるため、これまでのビートウォッシュではその自動設定の水量を後から手動で少し増やすことが多かったのですが、ハイセンスの洗濯機ではこれができません。最初から水量を指定することはできますが、洗濯機による判定後に調整することはできません。最初からやり直せばよいのですが、やや面倒なので、この仕様は少し残念です。

ドライモードにおいても、水量は 57L に固定されてしまい、少量だと水を使いすぎる気がします。ビートウォッシュでも水量は調整できなかったと思いますが、ドライコースとデリケートコースがあり、水量少な目で洗えるモードがあったように思います。

短時間の槽洗浄モードがない

1~2か月に一度のメンテナンスが必要な槽洗浄。
ハイセンスの洗濯機には毎回の自動槽洗浄機能があるほか、槽洗浄モードが選択できます。
ただし、槽洗浄モードの運転時間は 11 時間超のモード一択のみ。

11 時間も洗濯できないのはやや困るし、深夜も運転したくないため、以前のビートウォッシュでは3時間の槽洗浄モードをよく使っていましたが、ハイセンスの洗濯機ではそれができません。
仕方ないので、何とか 11 時間を確保するか、手動で設定するかを検討しています。

糸くずボックスが開けにくい

洗濯槽内にある糸くずボックスはイマイチでした。

つくりが少し安っぽく、開閉が固めです。強引に開けるか、1つツメを外してから開けるかする必要があり、ちょっと手間です。
また、糸くずボックスの容量自体は大きいのですが、洗ってキャッチできるゴミの量は少なく、ビートウォッシュの半分くらいです。これは洗濯機能が劣るということなのか、糸くずボックスの捕集率の問題なのかは不明です。

ハイセンスの風乾燥機能は使える?

ハイセンスの洗濯機で気になっていた機能に、「風乾燥」というものがありました。
ふつう、乾燥機能はヒーターを使用するため、電気代が高くつきます。しかしこの風乾燥は、ヒーターを使用せずに洗濯機外部から空気を取り込んで乾かすため、消費電力が少なくて済みます。

これは面白い機能だと思ったのですが、実際に使ってみるとやや期待外れでした。
というのも、洗濯物が傷みやすくなるような気がして、使い道が限定されるからです。

洗濯機を変えてからタオルがボロボロになってしまい、この原因が、しばらく通っていたコインランドリーのせいなのか、この風乾燥のせいなのかはわからないのですが、濡れて重くなった洗濯物を回し続けるのは摩擦が大きいので、原理的に風乾燥が洗濯物にやさしい機能であるとは思えません

また、説明書を見ると、風機能の容量は10kgの洗濯機において 2kgまでとの記載がありました。わが家ではそれ以上の量で使ってしまったので、タオルへの負担が大きかったのかもしれません。

実験もしてみました。
乾燥重量 1.8kg の洗濯物を洗うと 2.55kg になり、そこから風乾燥 30 分で 2.4kg になりました。洗濯で増えた水分 750g のうち 150g、つまり 20% ぶんの乾燥ができたことになります。

たしかに乾燥効果はあり、消費電力は少なめなので、乾燥に除湿機や浴室乾燥機を使う場合、その電気代を節約することはできるかもしれません。しかし、時間がかかることと、少量しかできないこと、そして洗濯物が痛む可能性を考えると、あまり使う気になれません。乾燥した後のふわふわ感も減る感じがします。

同じ風で乾かすなら、吊るした洗濯物に対してサーキュレーターで風を当てるほうがお勧めです。

縦型かドラム式かは乾燥機能を重視するかどうか

私は以前はドラム式を使用していましたが、問題が多かったので6年前からは縦型に戻しました。
その問題とは、脱水時の偏りエラーが多いことと、タオルのパイルが潰れて固くなることです。

脱水エラーは、少量で選択するときに頻発します。縦型なら回転軸の中心に洗濯物が配置されるのに対し、ドラム式だと回転軸から離れたところに洗濯物が配置されてしまうからで、構造上の問題です。これにはよく悩まされました。

タオルが潰れてしまうことに関しては、乾燥運転まで行えばふわふわになるので気になりませんが、わが家は基本的に乾燥機能を使わずに部屋干しで乾かすため、ドラム式のメリットがありませんでした。

そういうわけで、縦型洗濯機は乾燥は苦手ですが、ただ優しく洗って脱水するという点では優秀です。なお、ドラム式の乾燥は、軸の向き的に洗濯物を拡散させて乾燥しやすいし、ヒートポンプ式の乾燥機能もあり、優秀です。

ハイセンスの洗濯機の総評

以上より、ハイセンスの洗濯機を使ってみた感想は、それなりに満足といったところです。
価格が安いので、価格重視ならコスパは良く、問題ありませんが、価格を考慮しなければ、ビートウォッシュのほうが若干良かったかなと思います。4万円以上の差をどうみるかでしょう。

なお、故障のしやすさやサポート体制に関しては、まだまだ不明です。
もし、すぐに故障したなどがあれば、この記事に追記していきたいと思っています。
とはいえ、わが家では毎日3回くらい回すこともあり、これまでに買った日本製の洗濯機でも、2~3年に1回くらいは修理しています。メーカーの想定は一日1.5回使用なので、それ以上の頻度で洗濯機を使用する場合は特に、5年以上の長期保証がお勧めです。

日本のメーカーで買うならコレでした。

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