ブラザーのインクジェット複合機:MFC-J6983CDW、MFC-J6980CDW、MFC-J6583CDW、MFC-J6580CDW、MFC-J5630CDW に対応するインクには、LC3117とLC3119 の 2 シリーズがあります。
LC3117シリーズ:スターターインクと同じモデル
LC3117BK:ブラック(黒)
LC3117M:マゼンタ(赤)
LC3117C:シアン(青)
LC3117Y:イエロー(黄)
LC3117-4PK:上記4インクのセット
LC3119シリーズ:大容量モデル
LC3119BK:ブラック(黒)
LC3119M:マゼンタ(赤)
LC3119C:シアン(青)
LC3119Y:イエロー(黄)
LC3119-4PK:上記4インクのセット
私も使っているので、その違いやお得な購入方法、互換インクについて調べてみました。
LC3117とLC3119のインク容量の違い
LC3117シリーズとLC3119シリーズの違いはインクの容量であり、印刷可能枚数を確認すると、
LC3117シリーズは全色 550枚
LC3119シリーズは黒で 3,000枚、その他のカラーで各 1,500枚となっています。
つまり、大容量のLC3119シリーズは、黒に関してはLC3117の約5.5倍、その他カラーに関しては約 2.7倍の容量ということでしょう。
LC3117とLC3119のインク価格のコスパ
インクの価格は大手家電量販店のオンラインショップと Amazon がほぼ同価格で最安値となっており、ブラザー公式ショップより1割ほど安く購入できます。調査時点では以下のような価格帯でした(ポイント割引含む)。
LC3117BK、M、C、Y:\1,200
LC3117-4PK:\4,500
LC3119BK:\4,500
LC3119M、C、Y:\2,200
LC3119-4PK:\9,700
インク容量に対する価格で計算すると、大容量の LC3119 は LC3117 より約 32% 安くなります。
また、LC3119 は 4パックセットで購入すると、個別で購入するより 13% ほど安くなります。
では LC3119-4PK を買うのがお得かというと、必ずしもそうとは限りません。
インクの期限に注意
インクには使用期限があり、開封前で製造後2年、開封後はたった半年間です。
大容量インクはたくさん印刷してすぐに使い切る場合には低コストですが、使い切るまでに何年もかかる場合には逆にリスクの高い使用法となってしまいます。
通常の使い方でどのくらいの早さでインクが減るのかを確認し、使い切れる範囲で大容量インクを活用するのがお勧めです。また、各色で色の減りに差がある場合は、期限を考えると、4パックセットの購入は初期だけにしたほうがよいかもしれません。
きっちり半年でインクを全色交換すると、純正品では最低でも年間 9 千円のインク代がかかるということになります。
私は多少の期限オーバーは気にせず使っていますが、ネットで検索すると非常に低価格な互換インクも見つかり、こちらも気になります。
LC3117、LC3119の互換インクはどう?
互換インクもピンキリで、正規品の半額以下のものから、正規品と変わらない価格のものまであります。
そして、正常に使えるものと使えないもの、機種のアップデートによりエラーとなるものなど様々です。
もし使えないものを購入した場合、そのお金が無駄になるだけでなく、プリンターが故障したり保証の対象外となるリスクもあります。
私が調べたところ、安いものはサクラレビューだらけで信頼できるものが見つかりませんでした。リスクが高く手を出す気にはなれません。
家電量販店でよく見かけるエコリカは信頼性が高いほうですが、このブラザー互換インクに関しては、正規品との価格差があまりありません(量販店の店頭価格では正規品より高いこともあるほどです)。
エコリカで一番お得に利用できるのは、大容量の黒(ECI-BR3119B)です。Amazon では正規品より 3 割近く安く購入できます。
ただ、この程度の差であれば、私は正規品を使用したいと思いました。楽天のセール時などに購入するのがお勧めです。