タクティカルペンやクボタンは防犯に役立つか? | てられなメモ

タクティカルペンやクボタンは防犯に役立つか?

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近頃は物騒です。夜間の公園にはいかにも怪しい人たちがいるし、近所で物が破壊される事件もよく起こります。
いつ理不尽な暴力をふるわれるかわからず心配なので、何か使えそうな防犯グッズはないかと探してみることにしました。
すると、タクティカルペンやクボタンというものがあることを知りました。

ここでは、このタクティカルペンやクボタンとはどのようなものか、防犯グッズとして本当に実用的なのかについて考えてみたいと思います。

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タクティカルペンとは?

タクティカルペンは、tactical(戦術的な)という言葉のとおり、護身具としての機能を備えたペンです。

アルミニウムなどの金属でできていて先端が尖っており、クボタン(後述)として使用することができます。

スミス&ウェッソン社のものが有名で、ヒカキンさんも紹介しています。

ヒカキンさんの動画では使い方がよくわかりませんが、使い方によっては強力な武器となりそうなことはわかります。

クボタンとは?

先ほどタクティカルペンはクボタンとして使えると書きましたが、クボタンとは、在米日本人で空手家の窪田孝行氏が考案した護身具です。

クボタンは次のようなアルミ製または強化プラスチックの棒で、長さは14cmほどあります。

クボタンは当初はロサンゼルスの女性警官向けのツールとして設計されました。
シンプルな形状ですが、使い方を習得すれば護身に非常に有効で、「打ち」「突き」「払い」「締め」などの活用ができ、現在ではアメリカの警察などで広く使用されているようです。

使い方について書かれた『クボタン護身術』という本は現在入手困難になっていますが、YouTubeで「kubotan」と検索すれば、使用方法を紹介した動画がたくさん見つかります。

タクティカルペンやクボタンをお勧めできない理由

タクティカルペンもクボタンも、使いこなすのは簡単でないにしても、防犯グッズとして有用に思えます。

しかし私は、いろいろ考えた結果、購入を断念しました。

日本では、これらを携帯することが軽犯罪法に抵触する可能性が高いからです。

軽犯罪法1条2項には、次の記述があります。

正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者

護身用に所持することは正当な理由として認められないため、職務質問されたときのことを考えると、十徳ナイフなどと同様、持ち歩くことは憚られます。

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タクティカルペンやクボタンの代わりは?

では、タクティカルペンやクボタンが使えないとなると、どんな護身具であればよいのでしょうか?

この疑問には、次の動画が非常に参考になります。

要は、意識しておくことが大切で、道具はタクティカルペンではないただのボールペンでも役立つということです。

クボタンについても、Wikipedia の英語の項目(https://en.wikipedia.org/wiki/Kubotan)を参照すると、次の記述があります(以下は機械翻訳)。

クボタンの即興バージョンはすぐに見つけて使用できます。クボタンは硬い素材で作られた単なる棒であるため、一般的なアイテムをクボタンのような方法で使用できるため、制限的な規制は曖昧で定義されていない可能性が高くなります。この点、クボタンは、ヘアブラシ、ペン、マーカー、懐中電灯、小さな木ダボ、さらには電子タバコなどの日用品でも代用できます。クボタンの代替品として金属ペン(タクティカルペン)が販売されることもあります。

護身具を持ち歩くことが難しいのであれば、護身具にこだわる必要はなく、護身具にもなる日用品を持ち歩けばよいでしょう。

ペンであれば、弱すぎず、握りやすい適度な太さがあり、滑りにくいものが適していそうです。

次のような真鍮製のボールペンなどは実用性もあり、普通に持ち歩いていても全く不自然ではありません。

危険を感じるときに握りしめ、いざというときは上記の動画のように使えば、逃げることに役立ちそうです。

あまりに強力なタクティカルペンだと、いざというときでも思いっきり突き刺してしまうと大ケガを負わせることになるため、使うことにも躊躇してしまう可能性があるし、過剰防衛にもなりかねません。その点、ただのペンであれば攻撃力が高すぎない分、隙をつくるのにちょうどよい感じもします
(もちろん、むやみに使用してはならず、正当防衛としてどうしても使わざるを得ない緊急事態の場合のみを想定しています)。

ちなみに、先ほど護身具は軽犯罪法に抵触すると書きましたが、それは持ち歩く場合です。自宅が襲われた場合に備え、自宅に保管しておく分には問題ないはずです。

自宅用の護身グッズを用意する場合、クボタン系は向いていない気がします。使いこなすのは簡単ではないし、使用できるのは近距離に限られるし、目立たないので、相手をけん制する効果も期待できません。

そのため、携帯性は求められないので、大きくても相手を躊躇させる効果があって、自分で扱いやすいものが適しているでしょう。

剣道の心得があるなら木刀でもよいですし、力がなければ催涙スプレーやスタンガンという選択肢もあります。

次の警棒のようなものも、素手よりは不審者に対して威圧感を与えることができそうです。

なお、先ほど紹介した動画の内容にも関連しますが、護身に本当に必要なのは護身グッズではなく、「意識」です。
さまざまな危険を想定し、どう対処すればいいかということについては、以下の本がお勧めです。

また、もっと広い意味での危機管理については、定番ですが以下の本がお勧めです。

備えあれば憂いなし。

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